こんにちは。
経営者と話をしていて、よく耳にするのは

「もうこれ以上、成長は難しいのではないか。」
「人材が限界にきている。」
「市場の伸びしろが見えない。」
といった声です。

しかし、実はこれは『思い込み』であるケースが少なくありません。
確かに、外部環境や人手不足といった課題は存在します。
ですが「それが理由で成果が出ない」と決めているのは、
他でもない組織自身なのです。

同じ業界・規模・条件にもかかわらず、
飛躍的に成長する企業があるのはなぜでしょうか。

それは、「これ以上成長は難しい」と“現状の枠組み”で考えるのではなく、
制約を超える可能性を問い続けているからです。

未来を創り出すとき、現状の制約条件は必ずしも絶対ではありません。
不可能を前提にするのではなく
『どうすれば可能になるか』を問うことが重要です。

実際に、ある産婦人科医院の経営者も、
かつては同じような限界を感じていました。

その医院は千葉県の田舎の方で開業し、
人口減少や若い夫婦の減少といった課題に直面していました。

それでも「地域に愛されること」を第一に掲げ、
仕事が少ない時期には院内を徹底的に掃除し、
活気を出すためにスタッフと笑顔の練習を重ねるなど、
地道な活動を続けました。

その姿勢が評価され、他の医院の院長から後継を託されることに。
さらに「ぜひあなたに任せたい」という声が相次ぎ、
今では千葉から東京都内まで7つのクリニックを経営する
グループへと発展しました。

ここで、少し立ち止まってみてください。

あなたの会社の中に、
どんな「限界」を無意識に受け入れている部分があるでしょうか。
それは本当に外部要因でしょうか。
もし単なる思い込みだとしたら、どんな未来を描き直せるでしょうか。

成長の限界は思い込みにすぎません。
変化を受け入れ、挑戦する組織こそが未来を切り拓いていくのです。